ヨガには座り方がいくつかあります。今回は基本座法6種類をご紹介していきます。どの座法も、足の親指を意識出来るようになります。親指に力を入れると足の裏が良く伸ばされ、土踏まずが正しい形をとります。土踏まずが左右のどちらかでも正しい形を失ってしまうと、おしりと肛門が緩んでしまい、身体は傾き、背骨が歪んでしまいます。姿勢も内臓の働きも乱れ、全身のバランスが崩れてしまうのです。正しく座ると、背中は胸に向かって動きます。着ているものを観察してみましょう。服が背中に密着しているようなら間違っています。胸が着ているものと密着しているようなら正しく座れているという証拠です。さてまず1つ目の座り方が「半跏趺座(はんかふざ)」。どちらかの足の甲を、反対側の足の太ももに乗せる方法です。続いて「結跏趺座(けっかふざ)」と呼ばれる座り方です。「蓮華座」とも言われますが、両足の甲を太ももに乗せるという方法です。サンスクリット語では「パドマアーサナ」と言い、「ハスの花」という意味を持っています。蓮華座とも呼ばれる所以はここからきています。両足はハスの葉を、両手はハスの花を表しているとされています。お釈迦さまが悟りを開いたとされる座法がこの結跏趺座です。